「人は人、自分は自分」であることをはっきりと認識すると、社会人生活が随分と楽になりました。
僕も社会人になりたての頃は、曖昧に認識していたため、周りに迷惑をかけて、自分も辛い思いをしていました。
社会に出てなんか上手くいかないと感じている方へ、この言葉が社会を生き抜くための最初のステップになれば幸いです。
こんな方が当てはまると思います。
・会社にいると自分の精神年齢が幼く感じてしまう。
・期待を裏切るが怖く、八方美人になってしまう。断る選択ができない。
・自分の意見に自信がなく、自信がある人の意見に流されてしまう。そして損なポジションに立ってしまう。
これらに当てはまる人は、他人と自分の境界線をはっきりと認識できていないのかもしれません。
いきなり境界と言われても分からないと思うので、今回は社会人にはつきものの、責任を切り口に解説します。
他人は自分の人生に対して、全く責任を負いません。というか負えません。
すごく親身になってくれる人も、逆にドライな人も、自分の人生において責任を負ってくれることはありません。
会社ではそれが顕著に現れます。
自分のキャリアに大きく影響する選択に悩んでいるとして、それを親身になって聞いてくれる人がいたとしても、その選択はその親身な人の人生に全然影響しないのです。
その選択によって悪い結果が出ると、尻拭いをしてくれる人もいるかもしれませんが、それはその人がそうしないと居心地が悪いからです。それは罪悪感を誤魔化すためであり、結局自分のためであり、その人自身の責任を果たしているだけです。
逆に自分に全く影響のない選択を迫られることもあるかも知れません。それは自分に責任のないものとして考えてもいいかもしれませんね。
自分に影響のあることを他人に決めてもらうのはとても損です。
他人との境界がはっきりすると、自分に影響する事柄=自分の責任の範囲が見えてきます。
まずはそこから認識できるように努めることで、人に依存しない自立した人間になることができるのです。
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